この記事のポイント
- 試算に入れるのは基準金利ではなく、自分の借入れに適用される金利です。
- 基準金利2.50%から1.80ポイントを差し引くと、適用金利は0.70%です。
- 同じ引下げ幅が続く保証はなく、実際の書面の数値を優先します。
- +0.25ポイントの操作は年利に足すだけで、金利変更の予測ではありません。
返済計算に必要なのは自分の適用金利
金利のニュース、銀行の商品ページ、契約者向けの通知には、それぞれ別の金利が書かれていることがあります。試算の入力に必要なのは、比較したい借入れに実際に適用される年利です。「基準金利」の数字をそのまま入れる前に、通知に適用金利や引下げ後の金利が別に記載されていないか確認してください。
三菱UFJ銀行の解説でも、基準となる金利と引下げを反映した金利は区別されています。具体的な名称や条件は商品によって異なるため、他行の説明を自分の契約条件として使わないことが大切です。
差し引きの例を、通知の読み分けに使う
説明用に、基準金利2.50%から1.80ポイントを差し引く条件なら、適用金利は0.70%です。同じ引下げ幅が維持され、基準金利が2.75%になるという仮定なら、適用金利は0.95%になります。この例では試算に入れる組合せは0.70%と0.95%です。
「同じ引下げ幅が維持される」はこの例の仮定です。すべての契約で保証されるわけではありません。当初期間の終了、選択する金利タイプ、付帯条件などで取扱いが変わる場合は、実際の書面の数値を優先してください。
借入額と期間は本文の金利例に当てはめた仮の条件です。
元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。
グラフの数値を表で見る
| 条件 | 毎月の返済額 | 総返済額 | 利息の合計 |
|---|---|---|---|
| 適用金利0.70% | 80,557円 | 33,833,338円 | 3,833,338円 |
| 適用金利0.95% | 83,989円 | 35,274,862円 | 5,274,862円 |
政策金利の変更幅を自動で足さない
ニュースで見た金利と自分の返済金利は、同じ名称でも同じタイミングでもありません。本サイトは日銀の政策金利や市場の指標を取り込み、個人の適用金利へ自動変換する機能を持ちません。銀行からの通知がない段階では、「この年利になったら」という条件付きの比較として使います。
例えば+0.25ポイントのボタンを押す操作は、選んだ年利へ0.25を足すだけです。銀行の変更予告、次の変更時期、変更幅の予測を表していません。
書面に残しておく確認項目
通知を読むときは、対象の契約、変更前後の適用金利、新しい金利が適用される日、毎月返済額が改定される時期を分けて控えます。金利の変更と引落額の変更が同じ日とは限らないためです。不明点を銀行へ確認するときも、この4項目があると質問を具体的にできます。
公開ページの新規借入れ向け金利は、既存契約の返済金利の代わりにはなりません。広告に付く対象者や期間の条件も含めて読みます。
適用金利が分かったら同じ元金・期間で比べる
金利の比較では、残高と残り期間を固定して金利だけを変えると差の意味が明確になります。「0.25%増」と「0.25ポイント増」の区別は金利の上昇幅の読み方へ。実際の改定月に関する制約は返済額見直しルールの確認へ進んでください。
参照した情報
本記事は一般的な仕組みと計算の読み方を説明します。契約の条件は金融機関の書類で確認してください。