金利の読み方

金利が0.25ポイント上がるとは?%との違いを数字で確認

年利の差、割合としての増加率、毎月返済額の増加を分けて考えます。小さな1か月の例から確認できる解説です。

この記事のポイント

  • 0.50%から0.75%への変化は、差では0.25ポイント、割合では50%の増加です。
  • 残高120万円・残り1か月なら、年利0.60%の利息は600円、0.90%なら900円です。
  • 元利均等返済では、年利の増加率をそのまま毎月返済額に掛けられません。
  • 0.25ポイント刻みのシナリオは予測ではなく、条件を比べるための道具です。

0.50%から0.75%への変化を二通りで表す

年利が0.50%から0.75%になると、引き算した差は0.25ポイントです。一方、元の0.50%に対しては50%の増加です。同じ変化を表していても、計算の基準が違います。本サイトの+0.25、+0.5などの選択肢は、年利に加える「ポイント」を意味します。

0.50%へ0.25%を掛けて増やす操作ではありません。入力後に比較先の年利そのものを確認すると、単位の読み違いを防げます。

1か月だけの例なら利息の差を追える

残高120万円、残り1か月という説明用の条件で考えます。年利0.60%の月利は0.006÷12なので、その1か月の利息は600円。年利0.90%なら900円です。金利差は0.30ポイント、利息の差は300円となります。返済の合計はそれぞれ1,200,600円と1,200,900円です。

この例は残り1回で返すため、途中で元金が減る影響を考えなくて済みます。長い期間の住宅ローンに、最初の残高と金利差をそのまま全期間分掛ける方法は使えません。

残高120万円・残り1か月の利息(0.60%と0.90%)
  1. 年利0.60%0.1万円
  2. 年利0.90%0.1万円

元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。

グラフの数値を表で見る
残高120万円・残り1か月の利息(0.60%と0.90%)
条件毎月の返済額総返済額利息の合計
年利0.60%1,200,600円1,200,600円600円
年利0.90%1,200,900円1,200,900円900円

金利が倍でも返済額が倍になるとは限らない

毎月の返済には元金と利息が含まれます。金利が変わるのは利息の条件であり、残高を二倍借りたことにはなりません。元利均等返済では、残り回数と金利から定額返済額を求めるため、年利の増加率をそのまま毎月返済額へ掛けることはできません。

結果を見るときは、年利の差、毎月の返済額の差、残り全期間の利息の差を別々の数字として読みます。

金利が2倍でも月額は2倍にならない(3,000万円・35年)
  1. 年利0.5%77,876円
  2. 年利1.0%84,686円

借入額・期間・金利は説明用の計算例です。
元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。

グラフの数値を表で見る
金利が2倍でも月額は2倍にならない(3,000万円・35年)
条件毎月の返済額総返済額利息の合計
年利0.5%77,876円32,707,511円2,707,511円
年利1.0%84,686円35,567,733円5,567,733円

シナリオは予測ではなく、条件を比べる道具

0.25ポイント刻みの比較は「どこまで上がるか」を決めるものではありません。自分が確かめたい複数の条件を並べ、返済額がどれだけ違うかを見るための方法です。入力の候補に数字があること自体は、その金利になる確率を示しません。

実際の契約に変更通知がある場合は、その通知の適用金利を一つの比較条件にできます。ただし、いつから引落額に反映されるかは別に確認します。

差を確認したあとに見るもの

同じ残高・期間で金利を比較し、毎月の増加額が分かったら予算との差額を整理してください。返済表の元金・利息の変化を追いたい場合は返済内訳の読み方も役立ちます。

参照した情報

本記事は一般的な仕組みと計算の読み方を説明します。契約の条件は金融機関の書類で確認してください。