計算方法

住宅ローン試算の1円差:端数処理と最終回の返済を確認

定額返済額の切り上げ、毎月利息の切り捨て、最終回の調整を説明します。試算額と銀行の明細が一致しない理由を整理します。

この記事のポイント

  • 本サイトは定額返済額を1円単位で切り上げ、各月の利息は1円未満を切り捨てます。
  • 元金10万円・年利0%・3回なら通常回33,334円、最終回33,332円で合計10万円です。
  • 月初残高100,001円・年利1%の利息83.334…円は、83円として扱います。
  • 銀行の明細と数円ずれるときは、まず残高・回数・金利などの入力を確認します。

表示の四捨五入と計算途中の処理は別

金額を円で表示していても、毎月の計算途中にどのような端数処理を行うかで合計は変わります。本サイトは端数処理前の定額返済額を1円単位で切り上げ、各月利息の1円未満を切り捨てます。そのうえで元金返済額と残高を更新します。

これを、すべての銀行が採用する共通ルールとはしていません。実際の銀行は契約上の日数や計算方法を使うため、同じ元金・年利・回数に見えても差が出る可能性があります。

0%でも最後の返済額は調整される

元金10万円を年利0%で3回に分ける例を考えます。100,000÷3は割り切れないので、本サイトの通常回は切り上げた33,334円。最初の2回で66,668円を返し、残り33,332円を最終回に返します。合計は100,000円です。

通常回の33,334円に3を掛けた100,002円を、そのまま総額として使うわけではありません。最終回に残高以上の元金を受け取らないよう調整するためです。

元金10万円・年利0%:分割回数別の総返済額
  1. 3回10万円
  2. 6回10万円
  3. 7回10万円

通常回は切り上げますが、最終回で調整するため総額はいずれも100,000円です。
元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。

グラフの数値を表で見る
元金10万円・年利0%:分割回数別の総返済額
条件毎月の返済額総返済額利息の合計
3回33,334円100,000円0円
6回16,667円100,000円0円
7回14,286円100,000円0円

利息の端数は月ごとに処理する

月初残高100,001円、年利1%なら、その1か月の利息は100,001×0.01÷12=83.334…円です。本サイトでは83円とします。この処理を月ごとに行ってから合計するので、「端数処理前の利息を全部足して最後に丸める」結果と一致するとは限りません。

比較条件を記録するときは、円単位で計算していることだけでなく、いつ丸めるかも大切です。数式の結果を表示するだけの電卓との小さな差は、ここから生じる場合があります。

一致しないときは入力から確認する

数円の差を調べる前に、残高の基準日、残り回数、適用金利、ボーナス返済の有無を確認します。万円と円、年利と月利を取り違えていれば、端数処理では説明できない差が生まれます。実際の返済額へ無理に合わせるために、金利を少しずつ変える使い方は避けます。

銀行の明細と一致する金額が必要なら、その銀行の返済予定表や計算条件を確認してください。本サイトの計算値は請求金額や支払指示ではありません。

計算の前提と明細を一緒に読む

計算方法に式と端数処理をまとめています。試算結果では月次表と合計を確認し、通常回と最終回を区別して読んでください。表の元金・利息の合計関係は返済内訳表の読み方で説明しています。

参照した情報

本記事は一般的な仕組みと計算の読み方を説明します。契約の条件は金融機関の書類で確認してください。