入力の準備

住宅ローン返済予定表の読み方:試算前にそろえる3つの数字

残高、残り回数、適用金利を同じ基準日でそろえる手順。借入当初の金額やボーナス返済を混同しないための入力メモです。

この記事のポイント

  • 試算に使うのは借入当初の金額ではなく、同じ基準日の残高です。
  • 期間は今後の返済回数で入れます。10年6か月なら126回です。
  • 年利0%・残り10年でも、1,200万円と2,400万円を取り違えると月10万円の差が出ます。
  • ボーナス返済分や別の借入れは、毎月返済の欄にそのまま混ぜません。

借入当初の金額ではなく、同じ日の残高を使う

借りたときの契約書には借入額が、直近の返済予定表にはその時点の残高が載っています。これからの負担を比べるときに使うのは後者です。返済直前か返済直後かでも残高は変わるため、「何回目の返済後の残高か」をひとことメモすると条件をそろえられます。

明細の「元金返済額」はその月に減る元金であり、「残高」そのものではありません。最新の返済が明細にまだ反映されていない場合は、銀行の表示更新時期を確認してください。金利と残高を別々の月から拾うと、同じ契約の比較になりません。

残り回数と適用金利を確認する

期間には、契約した総年数ではなく今後の返済回数を入れます。年・月で入力するなら、10年6か月は126回です。最終返済日からおおよその年数を引くより、予定表に残り回数があればその値を確認する方が、月のずれを見つけやすくなります。

金利は広告の最低金利ではなく、その残高に適用される年利を使います。次回から金利が変わる通知が届いている場合は、「現在」と「通知後」を区別して控えてください。本サイトは金利の適用日を自動判定しません。

入力の違いだけで結果は変わる

計算方法を確かめるため、年利0%、残り10年という仮の条件を考えます。残高1,200万円なら毎月10万円、借入当初の2,400万円を誤って入れると毎月20万円になります。ここで差を生んだのは金利ではなく、元金の取り違えです。0%は説明用の条件で、実際の商品金利を示しません。

試算結果が銀行の予定表から大きく離れた場合は、金利だけを調整して近づけず、元金、回数、返済方式、ボーナス分の順に入力とモデルを見直してください。

年利0%・残り10年の毎月返済額(元金の取り違え)
  1. 残高1,200万円100,000円
  2. 誤って2,400万円200,000円

年利0%は計算の仕組みを示す説明用の条件です。
元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。

グラフの数値を表で見る
年利0%・残り10年の毎月返済額(元金の取り違え)
条件毎月の返済額総返済額利息の合計
残高1,200万円100,000円12,000,000円0円
誤って2,400万円200,000円24,000,000円0円

ボーナス返済や別の借入れはそのまま混ぜない

本サイトは毎月の元利均等返済だけを扱います。ボーナス返済分がある残高をすべて毎月返済の欄へ入れると、「全額を毎月均等に返す別条件」の計算になります。契約通りの結果とは呼べません。毎月返済分が明確に分かれていれば、その部分だけを比較していることをメモしてください。

二つの借入れは金利や期限が異なる場合があります。残高だけを足し、どちらか一方の金利を使う方法では正しく比較できません。各借入れの条件を分けて確認する必要があります。

準備した数字を比較に使う

基準日、残高、残り回数、適用金利、返済方式の5項目を手元に置き、金利上昇のシミュレーションへ進んでください。まず現在の条件を確認し、次に比較する金利だけを変更します。1円単位の違いが残る理由は端数処理の読み方で説明しています。

参照した情報

本記事は一般的な仕組みと計算の読み方を説明します。契約の条件は金融機関の書類で確認してください。