借り換え

借り換え比較の手順:残高・期間・費用をそろえて結果を読む

現在のローンを続ける場合と借り換える場合を、これからの支払いで比較します。月額減少をそのまま総額の節約と呼ばない理由も解説。

この記事のポイント

  • 比較の出発点は現在の残高で、すでに払った利息は比較に含めません。
  • まず同じ残り期間で比べ、期間の延長は別の違いとして分けて見ます。
  • 600万円・年利0%を60回から120回にすると月額は半分でも、費用18万円で総額は618万円です。
  • 費用18万円を月額の差5万円で割った3.6か月は、回収期間とは呼べません。

比較の出発点を現在にそろえる

現在のローンを続ける場合と、新しい条件へ借り換える場合を比べます。すでに払った利息はどちらを選んでも過去の支出なので、本サイトの比較には含めません。新しい借入元金は、比較開始時の現在残高と同じに設定します。

現在側には残高・残り回数・適用金利、新しい側には提示された年利・返済回数・最初に払う費用を用意します。広告の数字だけでは、個別に提示された条件との違いを見落とすことがあります。

最初は期間を同じにして比べる

同じ残高、同じ残り期間で比べると、金利と費用の違いを読み取りやすくなります。その後で期間を変えると、「金利の違い」と「返済を先へ延ばす違い」を分けて見られます。期限の延長を含む比較を、金利が下がった効果だけとして説明しないことが大切です。

どちらの条件も、入力した金利がそれぞれの期間中続くものとして計算します。将来の金利変更や銀行の返済額見直しルールは再現していません。

月額が半分でも、費用込みでは増える例

残高600万円、年利0%、残り60回なら月10万円です。説明用に、年利0%のまま120回へ借り換える条件を考えると月5万円。初期費用18万円を払えば、残りの支払合計は現在の600万円に対し、新しい条件では618万円です。

この例では月額は半分ですが、返済は5年長く続き、費用込み総額は18万円増えます。0%は計算の仕組みを切り分けるための仮の条件です。

600万円・年利0%:60回のまま/120回へ(費用18万円)
  1. 今のローンを継続600万円
  2. 借り換え(諸費用込み)618万円

年利0%は仕組みを切り分けるための仮の条件です。
元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。

グラフの数値を表で見る
600万円・年利0%:60回のまま/120回へ(費用18万円)
毎月の返済額支払総額
今のローンを継続100,000円6,000,000円
借り換え(諸費用込み)50,000円6,180,000円

「手数料÷月額の差」を回収期間と呼べない場合

前の例で18万円を毎月の差5万円で割ると3.6か月になります。しかし、その計算から「4か月で借り換え費用を回収できる」とは言えません。月額差の主な理由は元金返済の先送りであり、残高と返済終了時期が違うからです。

本サイトはこのような単純な回収月数を表示しません。初期費用、各月返済、利息、費用込み総額、終了までの期間をそれぞれ確認します。借り換えの可否や審査結果も判定しません。

600万円・年利0%の毎月返済額(60回と120回)
  1. 今のまま60回100,000円
  2. 120回へ延長50,000円

月額の差は主に元金返済の先送りによるものです。
元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。

グラフの数値を表で見る
600万円・年利0%の毎月返済額(60回と120回)
条件毎月の返済額総返済額利息の合計
今のまま60回100,000円6,000,000円0円
120回へ延長50,000円6,000,000円0円

実際の見積りに置き換えて確認する

借り換えの比較で現在と候補を並べ、諸費用の整理で確認した金額を加えてください。月々の差と全期間の差の符号が違う場合は、どの条件がその違いを作っているかを確認します。金額以外の契約・保障条件は別の判断材料です。

参照した情報

本記事は一般的な仕組みと計算の読み方を説明します。契約の条件は金融機関の書類で確認してください。